唾液が出るのは健康な証!

今回は唾液のお話をしますね。

唾液は、昔は王水(おうのみず)と言われてぐらい珍重されていました。

生理学的には、
・口の中を清掃する。
・口の中を殺菌消毒する。
・口の中を湿潤させて、話しやすくする。
・食べ物を咀嚼する時に、食べやすくする。
・味覚を誘発する。
・食物を飲み込む時の補助になる。
・食べ物を分解する酵素が含まれている。
・身体を守る免疫機能がある。
・口の中が傷つかないように守っている。
・総義歯(総入歯)と粘膜の間に介在して、義歯を安定させている。

等々、沢山の役割をしています。

あまり、歯を磨かない人でも、虫歯がそんなに無い人がいます。
こういう人は、唾液が凄く多い人に見かけられます。
唾液のお陰で、歯や歯肉が洗浄されているんです。
でも、歯はちゃんと磨いて下さいね。

唾液の唯一の欠点は、歯石をつくる原因になる事です。
従って、三大唾液腺の出口付近の歯は、徹底的に綺麗に磨く必要があるのです。
具体的には、下顎前歯の舌側・上顎臼歯の頬側がそれにあたります。

元気な人ほど、唾液が多いようです。
診療中にお口を開けてもらっているとき、唾液腺の出口から唾液が噴水のように吹き上がる方もおられます。

唾液が少なくなると、虫歯になりやすくなったり、舌痛症になったりといろいろ不具合がでてきます。年齢を重ねると分泌量が減少するのは仕方のない部分もありますが、周辺の筋肉を刺激してあげることによって(唾液分泌マッサージ)ある程度唾液の分泌量を増やす事はできます。

具体的には、舌をべーっとだして動かしたり、「あいうえお」と大きく言って表情筋をよく使う運動などがあります。肌がひきしまってリフトアップにもなるし、一石二鳥ですよ。

実際に詳しくお聞きになりたい方は、来院された際に遠慮無くご質問くださいね。

院長 河野渡