日本の入れ歯はすごかった!

入れ歯は一体いつ頃からあったのか?を調べてみると、古代フェニキア(現在のレバノンあたり)の紀元前5世紀頃のお墓で発見されたものがありました。

金で出来た針金の帯みたいなもので、両側の歯と結んで歯をくっつけていたブリッジといえばブ
リッジのようなものです。

そこから時代は進んで、西洋では主にバネや金具をひっかけるようなタイプの入れ歯が作られていき、ウェッジウッド製の総入れ歯というようなものもあったようです。

ただ残念ながら、このばねでひっかける方法というのはあくまで抜けた歯の見栄えをよくするために入れておく為にあり、その入れ歯をいれたまま口をしっかり開けてしゃべったり、食事をするという事はできないようです。

西洋では、1800年にフィラデルフィアの歯科医師が吸着(歯がない上顎の粘膜に吸いつき保持)を発見するまでばね式入れ歯が続いておりました。

ところが、実は日本では現在の入れ歯に近い吸着を利用し、ご飯を食べたりすることにも活用されていたであろう総入れ歯が室町時代ごろには確実にあったのです。

現存する最古の入れ歯は 黄楊(つげ)の木で歯から歯肉まで彫って作られているもので1538年に亡くなられた和歌山市の願成寺、仏姫という尼僧の方のものです。

日本は 木の文化が進んでおり、仏像を彫る仏師などの技術などが使われて一般的にはひろまっていないものの鎌倉時代ぐらいには定着はしていたという説があります。

作り方や調整方法などは、聞いたとき持った湯飲みをバタッと落とし 小膝叩いてニッコリ笑うぐらいのおぉーという感動があったのですが長くなってきたので今日はこの辺で。

Dr.慈元